鈴木直道知事は3日、定例会見を行い、緊急事態宣言から1週間経過した全道の感染状況について「1日当たりの感染者は300人超と『緊急事態宣言』の目安の2倍。入院患者数、重症者とも増加傾向で医療提供体制の負荷が見られる」と厳しさを強調した。また、宿泊療養施設として利用している札幌市内中心部のホテル「フォルツァ札幌駅前」(中央区北3西2、215床)に14床の臨時医療施設を開設し、10日から受け入れることを明らかにした。
道は札幌医大、札幌市と連携して宿泊療養施設「アパホテル&リゾート札幌」(南区)に開設している臨時医療施設機能を中心部に移管。点滴や酸素投与、基礎疾患を有する療養者への処方箋発行などの医療に加え、新たに中和抗体薬治療により軽症者の重症化を防ぐ体制を整備する。知事は「利便性の高い中心部に開設することで、医療機関と速やかに連携できる。スタッフ確保もしやすく、他の宿泊療養施設とも連携できる」と語った。
中和抗体薬治療は24時間の経過観察が必要。病状が悪化した場合は医療機関と速やかに連携する。日中は医師が常勤し、看護師は常時2人体制。事務員や運営スタッフも配置する。
道ではワクチン接種の拡大や宿泊療養者の増加で看護師の需要が高まっており、協力看護師の事前登録制度を強化する。札幌、函館、旭川、北見、帯広、釧路の6市で宿泊療養施設に勤務する看護師を6日から募集する。研修の受講や3カ月以上の勤務継続など一定の要件を満たすと登録協力金(5万円)を支給する。
また、菅義偉首相の退任表明について鈴木知事は「突然で大変驚いている。熟慮の上で決断されたことだと思う」とおもんぱかった。大学が同窓の鈴木知事は「総理とは10年来のお付き合い。総理になられてからも現場の声、北海道の状況などを直接お話しさせていただいた」と振り返り「日々厳しい対応が続くコロナ対策と総裁選挙の両立は難しいのではないか。コロナ対策に専念するのであれば、そうあっていただきたい。いずれご本人が国民に直接お話することが重要だと思う」と語った。
退任による道政への影響は「ないと思う。北海道のポテンシャルや価値は、与野党ともに期待を寄せ、支援を頂いている」とした。
















