苫小牧市内の小学生サッカーチーム「エルソーレFC U12」は、8月に帯広市で開かれたロバパンカップ第53回全道U12サッカー大会で3位に入った。苫小牧地区U12サッカーリーグIN北海道兼第45回全日本少年サッカー大会苫小牧地区予選(5~8月)では優勝、23日に苫小牧市で開かれるJFA第45回全日本U12サッカー選手権大会北海道大会道南ブロック予選の出場権を獲得した。
ロバパンカップには全道から32チームが出場。エルソーレは1回戦でサフォークランド士別SCJrに5―0、2回戦で帯広フットボールクラブに3―1で快勝。準々決勝の強豪・北海道コンサドーレ札幌U12は同点(1―1)からのPK戦の末、勝利した。
準決勝は優勝したJSNサッカークラブレッドに0―1の完封負け。延長後半で失点し、逃げ切られた。MF中村優斗主将(拓勇小6年)は「シュートを打つときに力んでしまって決め切れなかった」と振り返った。
チームは全試合1失点以下で抑えた高い守備力を誇る。「チャレンジアンドカバー」を徹底し、マークを外されたときのカバーでピンチを未然に防いでいる。宮野英幸監督は「声掛けもできていて連係が取れている」。
個人のスキルも高い。身長160センチの体格を生かして守備の要として活躍が目立つDF奥山隆星(沼ノ端小6年)は「1対1では相手からボールが離れた隙を見逃さずに体を入れて守っている」と頼もしい。
チームは苫小牧地区リーグで全勝優勝、全日本選手権の道南ブロック予選に挑む。課題とする得点力不足を克服して栄冠を目指す。得点源として期待されるのは、エースストライカーのFW菊池瑠生(泉野小6年)。精度の高いシュートが武器だ。「1本でも多くゴールを決めて優勝に貢献したい」と意気込みを語った。
―エルソーレ、苫小牧地区でV
苫小牧地区U12サッカーリーグIN北海道兼第45回全日本少年サッカー大会苫小牧地区予選は12節まで全勝していたエルソーレが優勝した。2位のアレアレアと3位のASCを含めた上位3チームは、23日に苫小牧市で開かれる道南ブロック予選の出場権を獲得した。
大会には17チームが出場。全16節で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、12節で中止し順位を確定させた。エルソーレとアレアレアは勝ち点で並んだが、エルソーレが得失点差で上回った。
▽順位 (1)エルソーレ(勝点36)(2)アレアレア(勝点36)(3)ASC(勝点28)

















