胆振東部地震の発生から3年を迎えた6日、苫小牧市内の多くの小中学校で、避難訓練や防災講話が行われた。同地震を教訓に、発生日の9月6日に防災意識を高める「胆振防災教育デー」にちなんだ取り組み。児童生徒たちは、災害時に取るべき行動などを再確認していた。
東小学校(柴田知巳校長)と東中学校(五十嵐昭広校長)は、火災を想定した合同避難訓練を実施。昨年8月に小中併設校になって2度目の火災訓練で、児童生徒合わせて約430人が参加した。
東中2階の家庭科室からの出火を想定。火災を知らせるサイレンや校内放送が流れると生徒たちはマスクの上から口をハンカチで覆い、教員の指示に従って素早く整列し、校舎外へ避難した。
東中3年の荒谷梨音(りおん)さん(14)は「胆振東部地震を経験して、より災害に対する緊張感が高まった。どんな災害にも対応できるようにしたい」と語った。
拓勇小学校(松井操人校長)は地震が起きたときの行動について各学級で学習。6年1組(33人)では、1995年の阪神・淡路大震災で倒壊した建物などの映像を見せ、地震の恐ろしさを伝えた上で、授業中、外で遊んでいるとき、家の中にいる場合―などケース別に取るべき行動を確認した。
担任の渡部奈津帆教諭(26)は「命を守るため、事前に準備をしておくことが必要。家庭でもよく話してほしい」と呼び掛けた。三浦未央さん(12)は「家でも防災グッズを用意したい」と話した。
胆振防災教育デーは、胆振教育局などが制定。管内の全小中学校と義務教育学校が防災学習に取り組む日で内容は各校に委ねられているが、今年は新型コロナウイルス流行を考慮し、今月中の実施を求めている。



















