啓北中、全国中学校ソフトテニス大会で選手奮闘―3年生”有終の美”

啓北中、全国中学校ソフトテニス大会で選手奮闘―3年生”有終の美”
全国中学校大会に出場した啓北中ソフトテニス部のメンバー(提供)

 苫小牧啓北中ソフトテニス部が8月に栃木県で開かれた第52回全国中学校ソフトテニス大会男子団体戦に出場した。個人戦には結城颯太(3年)・江良楓真部長(同)も出場、全国の舞台で力を出し切った。山田雄偉顧問は「個々が責任感を持って部活動に取り組んだ結果。ベストは尽くせた」と選手たちの奮闘に目を細める。

 啓北は全道大会(7月、旭川市)の男子団体戦で準優勝。個人戦では結城・江良が3位に入り、全国切符を手にした。

 男子団体戦は全国から25チームが出場、トーナメント戦を展開した。啓北は1回戦で創徳(三重)に2―1で勝って初戦を突破、2回戦で上宮学園(大阪)に0―3で敗れた。

 創徳戦では西健太(3年)・久保琥珀(同)が4―0のストレート勝ち。前衛久保の強烈なボレーと後衛西の相手のバックハンドを狙ったレシーブが効果的だった。久保は「積極的に攻めることができた」と笑み。

 上宮戦は厳しいゲームになった。個人戦で初戦敗退した結城・江良はラリー戦に持ち込めずに0―4の完敗。結城は「個人戦の硬さはなくなっていたけど、思うようにプレーできなかった」と悔やんだ。

 西・久保は前後衛が横に並ぶ相手ペアの陣形に苦しんだ。「守りが堅くて攻めにくかった」(西)。

 櫻田真生(3年)は一年生の吹田将晴とのペアで挑んだ。惜しくも勝ち星は挙げられなかったが、前衛の櫻田は「吹田に後ろを安心して任せられた。自分たちの攻めのラリーはできた」と後輩との連係に自信を深めた。

 全国大会で3年生が引退した。山田顧問は「実力がある選手が集まっていたが、実力以上に互いに高め合いながら練習に打ち込む姿は素晴らしかった」と振り返る。江良部長は「全国大会に行ってみて、レベルの違いを感じた。後輩にはまた全中(全国中体連)の出場権をつかんで、もっと上を目指してほしい」とエールを送った。

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