コロナ入院者4月以降162人 市立病院、減収分交付金で補塡へ

コロナ入院者4月以降162人 市立病院、減収分交付金で補塡へ

 苫小牧市立病院は8日、市議会厚生委員会で、4月から8月末の5カ月間に入院した新型コロナウイルスの感染者数は162人、感染の疑いがある疑似症の入院者数は28人に上ったことを明らかにした。

 東胆振唯一の感染症医療機関の同院は5月、新型コロナの感染症病床を8床増やして24床を確保。これに伴い3病棟118床を休止し、不急の検査や手術による入院を一部制限してきたことを説明した。

 この影響もあり、4~7月の入院・外来患者数は7万9189人と前年同期比1098人の減少となったことを報告。さらにコロナ禍以前の19年同期と比較すると約2万2300人の減となり、収益も2億7500万円減少したことを明らかにした。同院は減収分を補塡(ほてん)するため、国の交付金を財源とする道の補助事業の活用を計画していることも示した。

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