平取町の油彩画家佐々木茄鈴(かりん)さん(25)の個展「静かなものたち」が20日まで、苫小牧市表町の喫茶プロムナードで開かれている。2019年から毎年9月に同店で開催し、3回目。緑青色を基調に、夢と現実の交錯を表現した幻想的な油彩画10点が並ぶ。
新型コロナウイルスの流行で家で過ごすことが多くなったという佐々木さんは「窓から見える風景など静かにそこにあるものの力強さ、身近な物に対する思い入れが強まった」と話す。
新作「ぼやけた朝」(65・1センチ×53センチ)は、部屋から見える風景に着想を得た風景画。ありふれた街の風景が朝を待っている瞬間の静けさを捉えたという。
ガラス窓に映る室内と夜景が重なる構図や、夕暮れに染まる廃墟など静謐(せいひつ)さをたたえた作品が多い。佐々木さんは「身近な暮らしや存在から大切なものに気付くきっかけになれば」と語る。
1996年平取町生まれ。2018年札幌大谷大芸術学部美術学科油彩専攻卒業後、町内の金融機関に勤務しながら道展への出品を重ね、17年に新人賞、18年に入選を果たすなど精力的に制作活動を続ける。午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。
















