新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、8月28日から休館している苫小牧市の公共施設のうち、道の駅ウトナイ湖(苫小牧市植苗)は13日、営業を再開した。営業時間は午前9時から午後5時までと1時間短縮したが、西村宏基駅長は「開館できるだけうれしい」と語った。
同駅を除く52施設は休館を継続中だが、サーモンパーク千歳やあびらD51ステーションなど近隣の道の駅が宣言中も営業を続けていることや、野菜直売所などを利用したいという市民の声が多数寄せられたことから、市が再開を決断した。
「営業再開を聞いて駆け付けた」と語るのは植苗の山下眞弓さん(82)。テークアウトコーナープレジールで肉まんとホッキ飯を買ったといい、「ずっと待ちわびていた。久しぶりに店員の顔が見られた」とにっこり。佐藤晶子店長は「休業中と知らずにお客さまが来てくれたこともあり、とにかく開いてよかった」と胸をなで下ろした。「直売所の野菜はスーパーよりも新鮮。地元の人に必要とされていることを改めて実感した」と語った。
ふわふわの白い羽毛とつぶらな目が大人気の野鳥シマエナガのグッズでも知られる同駅。カバンや置物などを販売している植苗のハンドメード作家・りんごの木箱さんは「初日に兵庫県から来てくれた人がいた」と笑顔を見せたが、「休業も、新作の制作や店内装飾をバージョンアップさせる良い機会だった」という。
一方、海鮮パークの滝本博店主は「宣言中だが営業していいと言われても、じゃあこれまでの休業はなんだったんだ―と思わざるを得ない」と市の判断に苦言を呈した。
西村駅長は、改めて感染対策の徹底に気を引き締め、「安心して楽しんで」と来場を呼び掛けている。
















