経験生かし米作り成功 宅老所昭ちゃん家 しらかば町

経験生かし米作り成功 宅老所昭ちゃん家 しらかば町
長年の経験を生かして米作りに挑戦した男性利用者

 苫小牧市しらかば町のデイサービス「宅老所昭ちゃん家(しょうちゃんち)」は今年、米農家を長年営んできた93歳の男性利用者を中心に米作りに挑戦した。庭の片隅にバケツやプランターを置いてつくった簡易な「田んぼ」ながら、プロが手掛けた稲はすくすくと育ち、13日に収獲の時を迎えた。

 「昭ちゃん家」は高齢になってもこれまで通りの生活を継続できるよう、利用者一人ひとりのやりたいことに目を向けた活動支援を展開している。以前から庭で野菜作りをしていたが、今年は滝川市で90年近くにわたって稲作に携わってきた男性利用者を中心に、米作りにも取り組んだ。

 5月下旬、安平町追分の米農家から譲り受けた「ななつぼし」の苗約30株を植えた。宮下博己代表は「苫小牧の冷涼な気候でうまく育つか心配だった」と振り返るが、夏の好天に恵まれたことと、男性利用者の丁寧な世話によって順調に生育。黄金色の稲穂が重そうに垂れるほど実ったことから、この日、刈り取り作業を行った。

 男性利用者は刈り取った稲を見詰め「あまり良い環境じゃなかったけど、よく実ったね」と満足そうな表情。数日間乾燥させた後、利用者みんなで味わう予定といい、男性利用者は「大事なのは味。どんな味になったか楽しみ」と語った。

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