新ひだか町静内田原の二十間道路桜並木沿いにある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)で15日、功労馬慰霊祭が行われ、競走馬や繁殖馬として大きな功績を残した静内産功労馬の冥福を祈った。
同公園には静内産繁殖牝馬や種牡馬、中央で活躍した競走馬の墓碑が多数建立されている。慰霊祭は毎年この時期に静内軽種馬生産振興会(片岡拓章会長)が主催し、公園中央に銅像のある名種牡馬のテスコボーイをはじめ、それぞれの墓碑に花とニンジン、エンバク、水、塩を供えている。
今年は、新型コロナウイルス感染症防止対策により、参列者を大幅に縮小して実施。軽種馬生産振興会や生産関係者など5人が参列し、神事で功労馬の功績をたたえ、静内産馬の無病息災や活躍を祈願した。
功労繁殖雌馬之碑には昨年の慰霊祭以降、キタノリュウ号とエテルナミノル号の2頭の刻銘を行った。現在、功労種牡馬38頭、功労繁殖牝馬5頭、功労種牡馬之碑の刻銘22頭、功労繁殖雌馬之碑の刻銘69頭の計134頭が祭られている。
片岡会長は「今年も新型コロナウイルス感染の影響が懸念されたが、トレーニング、セレクション、サマー各セールの売却総額の合計は115億円超となり、昨年を超える結果に安堵(あんど)した。これまでの先人たちの努力と功労馬たちの活躍に感謝します」とあいさつした。

















