東京五輪の卓球日本代表として男子団体銅メダルを獲得した苫小牧市出身の丹羽孝希(26)=スヴェンソン=が16日、同市の岩倉博文市長らとオンライン会談を行った。丹羽は「皆さまの声援のおかげで目標のメダルを獲得できた」と尽きない感謝を報告した。
新型コロナウイルス感染防止のため、会談は東京と苫小牧市役所をオンラインで結んで行われた。丹羽は日本代表の公式ウエアを着用し、首にメダルを掛けて参加。岩倉市長の他、苫小牧卓球連盟の萩原敏彦理事長、泊谷次郎参事らが出迎えた。
水谷隼(32)、張本智和(18)とチームを組み、前回のリオデジャネイロ五輪(ブラジル)銀メダルに続いて、2大会連続のメダル獲得をかなえた丹羽。「地元日本での開催。また必ずメダルを取るんだという強い気持ちでプレーできたのが大きかった」と振り返った。
岩倉市長は感染症の影響で開催が1年延期されるなど「五輪までの苦労を考えると、本当に大変だったと思う。心から市民と共にお祝いしたい」と祝福。「さらに高い目標に向かって頑張る姿を市民や道民、国民に見せて」とエールを送った。
丹羽は現在、9月に開幕した国内最高峰リーグのTリーグに、T.T彩たまの一員として参戦中。「まずはリーグ優勝が目標」とし、3年後のパリ五輪(フランス)については具体的な言及を避けた。
苫卓連の萩原理事長は「できれば4回目の五輪出場に向けて、より誰もが日本代表と認める存在になってほしい」と期待した。丹羽が小学校低学年時に通った卓球クラブ、苫小牧ジュニア代表の泊谷参事は「元気そうで良かった。張本ら後輩たちを引っ張りながら、次は金メダル獲得を目指してもらえたら」と語った。

















