秋サケ定置網出足不調 漁獲量5カ年平均の半数ほど 胆振管内

秋サケ定置網出足不調 漁獲量5カ年平均の半数ほど 胆振管内
秋サケ定置網漁で混獲されるブリ=2日、苫小牧港・西港漁港区

 1日に解禁された胆振管内の秋サケ定置網漁は、今年も不調な出足となっている。9月上旬の水揚げは3年ぶりに1万匹を超え、記録的な不漁だった前年は上回ったが、直近5カ年の平均値を大幅に下回る。中でも苫小牧漁業協同組合は前年も下回り、「今後の回復に期待したい」と願っている。

 胆振海区漁業調整委員会による速報値。苫小牧、鵡川、いぶり中央、室蘭、いぶり噴火湾の5漁協の漁獲をまとめた。

 今月1~10日の漁獲量は前年同期比2・1倍の32・3トン(1万300匹)、漁獲高は同2・5倍の約2500万円で、いずれも前年実績を上回った。しかし、2016~20年度の直近5カ年平均値と比べると、漁獲量は約53%(37・1トン)、漁獲高は約45%(約2000万円)のそれぞれ減となった。

 このうち苫小牧漁協は、漁獲量が前年同期比15・5%減の6・8トン(2063匹)、漁獲高は同4・4%減の約550万円。しけで出漁できない日もあり、同漁協は「出足としては昨年とほぼ変わらない」と分析する。

 海水温が高めでサケの回帰は本格化していないようで、ブリの混獲も目立つが、16日は約6トンを水揚げするなど明るい兆しも。例年は10月が漁の最盛期で「これから本格的によくなっていけば」と期待している。

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