来春卒業予定の高校生を対象にした採用活動が16日、解禁された。苫小牧市内の高校からは「新型コロナウイルス流行前よりも求人数は減っているが、昨年の経験を生かし就活は順調」「コロナ禍で働くことに不安を感じているのか進学希望者が増えている」といった声が聞こえてくる。
昨年は新型コロナ感染拡大の影響で採用試験が1カ月遅れとなったが、今年は例年通りのスタートとなった。
苫小牧工業高校(宮岡勝郎校長)は、3年生227人のうち160人が就職希望。「募集人数が少し減ったように思うが、求人件数自体はあまり変わらない」と進路相談部の藤田寛人部長は話す。情報技術科の笹嶋嘉人さん(18)は地元企業への就職を希望。「企業見学もできたし、十分面接の練習をした。コロナ禍の就職で困っていることはない」と言う。ただ、例年道外への就職希望者は多い時で60人ほどいたが昨年、今年は半減。多くが進学希望組に回ったとみられる。
電子機械科の佐々木椋さん(17)は、道外の機械メーカーを希望。例年は試験前に必ず企業や寮を見学するが今年はオンラインで「生で現場を見られていないことが不安」と打ち明ける。
苫小牧総合経済高校(古市俊章校長)は3年生の6割弱が就職を希望。求人数はコロナ前に比べると現時点で4割ほど落ちているが、進路指導部の小笠原聡部長は「十分な数。昨年と同様、今年も6月から面接練習を始めており、これが今後主流となりそう」と述べた。
私立の苫小牧高等商業学校(猪瀬徹校長)は、約6割が就職を希望。例年は数人が宿泊業界を目指すというが、今年はコロナ禍で求人数が減った影響もあってか希望者はゼロ。コロナ前には7割以上が就職を希望したが、昨年から進学組が増えているといい、学校関係者は動向を注視する。
















