自分史「北国に雲は流れて」 はまなす町の堀内さんが自費出版

自分史「北国に雲は流れて」 はまなす町の堀内さんが自費出版
自分史を手にする堀内さん

 苫小牧市はまなす町の堀内美智子(筆名田仲道子)さん(73)が、自分史「北国に雲は流れて」を文芸社(東京)から自費出版した。幼少期の闘病や家族の死などに触れながら、前向きに生きてきた姿をつづっており、「人生は人と違って当たり前。楽しく生きてほしいという願いを込めた」と話す。

 平取町出身の堀内さんは、1歳で結核性カリエスに罹患(りかん)し左手人差し指を切断。自分史は治療のため、3年間の入院生活を余儀なくされた幼少期を中心につづった。苫小牧や釧路管内弟子屈町での生活や会計事務所への就職が決まり、社会人としての一歩を踏み出す23歳までの半生を振り返った。

 タイトルには病室の窓から見えた雲に、空想の翼を広げていた幼少期の自分の姿を重ねた。

 病気の再発と入退院を繰り返し、6歳で母、20歳で銀行員だった兄の死に直面するなどの苦労や悲しみを乗り越えてきた堀内さん。作品は、心は常に前向きで在り続けようというメッセージにあふれている。

 本を出すのは初めて。昨年も胆のう炎で一時は生死をさまよい、「遺書のつもりで書いたが出版後は胸のつかえが取れたかように回復し、ほっとしている」と笑顔。「自分史以外の執筆にも挑戦したい」と意欲を燃やす。

 A5判140ページ、価格は1200円(税別)。6月15日に100部を刊行。アマゾンなどのネット書店で扱う他、全国の書店で取り寄せ注文可能。

 本作は10歳までの半生をつづり、2015年の第24回とまみん文学賞佳作を受賞した「流れる雲の果て」に加筆修正を加えた。

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