新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴い、臨時休館していた苫小牧市立中央図書館(末広町)と市内7カ所の図書コーナーは21日、予約本の貸し出しを再開した。市内の感染者数の減少を受けての開館で、来館者は貸し出しカウンターでうれしそうに本を受け取っていた。
市は8月28日から53カ所の公共施設を臨時休館にしてきたが、周辺の道の駅が開館していることから、9月13日に道の駅ウトナイ湖(植苗)を再開。さらに21日、感染リスクが比較的低い屋外スポーツ施設7カ所と、中央図書館・各図書コーナーの予約本の貸し出しを再開した。閲覧はできない。
中央図書館や各図書コーナーは休館期間中も、インターネットでの予約本の受け付けは継続していた。同図書館で休館期間中に受けた予約本は300冊以上に上るという。同日、貸し出しがスタートすると、市民が次々に来館。時代小説3冊を借りたという元中野町在住の女性(77)は「今まで毎日のように来ていたので、休館中は寂しかった。やっと新しい本を借りられてうれしいです」とほほ笑んだ。
富田歩美館長は「一部ではあるが、やっとサービスを再開することができてよかった。土日は混み合うと思うので、来館者には間隔を開けて並ぶなどの協力をお願いしたい」と話す。
道内では、長時間の滞在を制限するなどして、緊急事態宣言下でも公共図書館の貸し出しサービスを継続してきた自治体もあり、市にも開館を要望する声が寄せられていた。図書館業務を担当する市生涯学習課は「外出自粛に伴って読書ニーズが高まっていることは理解していたが、スポーツ大会のクラスターなどもあり、他地域のような対応をすぐに取ることは難しく、皆さんをお待たせしてしまった」と説明する。
現在も本の予約は受け付け中で、中央図書館のホームページの「本をさがす」というページから進む予約フォームで対応している。受け取り希望の施設を選ぶこともできる。中央図書館のみファクスでも予約できる。
詳細や問い合わせは同図書館 電話0144(35)0511。
















