若い視点で都市再生 歩きたくなるまちづくり具現化に向け市長に提案

若い視点で都市再生 歩きたくなるまちづくり具現化に向け市長に提案
ウオーカブルなまちづくりに向け政策提案する若手職員

 苫小牧市が今年度初めて導入した「長期型人材育成研修」で、若手職員の三つのグループが22日、岩倉博文市長らに政策提言を行った。市の「都市再生コンセプトプラン」で描く「ウオーカブルな(歩きたくなる)まちづくり」の具現化に向け、それぞれのグループが課題と独自の打開策を示し、市幹部から高い評価を受けた。

 職員に課題解決力やマネジメント力を身に付けてもらう目的で、4カ月に及ぶ研修には部署が全員異なる入庁2~5年目の職員15人が参加。5人ずつのグループをつくり、座学やグループ討議、実地調査などを経て、次年度以降の予算付けも視野に入れて政策立案に挑んだ。市役所で行われた同日のプレゼンテーションでは岩倉市長、副市長2人、担当部長2人が審査員を務めた。

 中心市街地に増えている空き地や空き店舗を課題と捉えたグループは、空き地に設けた複数のコンテナハウスを世界のおもちゃをそろえた遊び場や、飲食・物販用の店舗に利用するアイデアを提案した。

 中心部の少ない人通りの改善策を考えたグループは、市道駅前本通線で歩行者専用道路化の社会実験を、季節別に数日間行ったり、食や音楽などテーマに変化を付けたりして進め、「にぎわっているビジョンを市民や事業者と共有しては」と投げ掛けた。

 海の駅ぷらっとみなと市場(港町)の集客効果に注目したグループは、同市場で買った食事を持って周辺の公園で味わう企画を考え、「ウオーターフロントエリアにピクニックの文化を根付かせたい」と力を込めた。

 発表後、市幹部から「コストは」「課題はどこまで掘り下げて考えたのか」などの質問が出されたが、どのグループもしっかり回答していた。岩倉市長は「いろな切り口の提案があり、発想も面白かった。何かできないか、と思って聞いていた」と評価した。

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