通学路に防護柵設置を優先 5校区で来月から着手市、来年度以降も継続

通学路に防護柵設置を優先 5校区で来月から着手市、来年度以降も継続
防護柵設置が計画されている錦岡小の通学路

 今年6月に千葉県八街市でトラックが小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、苫小牧市は小学校の通学路で防護柵設置に特化した安全対策を優先させている。独自財源で行ってきた道路交通安全対策事業の一部を見直し、補正予算を組んだ上で10月から、苫小牧東小など計5校区で着手する。

 安全対策の強化対象は▽新たに通学路となった路線▽過去の点検以降、現地の状況が変化した場所▽住宅街で抜け道に使われている交通量の多い通学路―の観点からピックアップ。10月1日から来年2月28日までの工期で、東小、緑小、錦岡小、豊川小、北星小の5校区で総延長322メートルのガードパイプを設置する計画。

 東小と緑小は校舎の移転や改築に伴い、変更になった通学路で危険度の高い箇所に設置する。錦岡小も明徳小の閉校で新たに通学路となった商業施設の駐車場付近、豊川小は有珠の沢町の市道有珠の沢道線、北星小は市道花園啓北2条線が通る啓北橋について交通量の多さを考慮し、対策を決めたとしている。

 市は2014~18年度に独自財源で約1億4000万円の事業費を組み、小学校周辺の歩道の拡幅工事、ガードパイプや警戒標識の設置を実施。20年度から5年間で通学路全体の安全対策を順次講じる計画を立てて年間4500万円の予算を組んでいたが、防護柵設置を優先するため事業費2600万円を追加する一般会計補正予算案を9月の市議会に提案し、可決された。来年度以降も継続する考えだ。

 この他、市や苫小牧署、北海道開発局、胆振総合振興局などで構成する市通学路安全推進会議(事務局・市教育委員会)は8月、市内の通学路の安全点検を実施。10月までに結果をまとめ、ホームページ上でも公表する方針。

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