反戦や政治への怒りテーマに7点の抽象画、札幌在住・北山さんが小品展

反戦や政治への怒りテーマに7点の抽象画、札幌在住・北山さんが小品展
新作について語る北山さん

 札幌市厚別区在住のアマチュア画家北山英昭さん(82)の小品展が30日まで、苫小牧市表町の喫茶プロムナードで開かれている。反戦や政治への怒りをテーマにした油彩の抽象画7点が並ぶ。

 本展の原点となった「こんな女に…」(41センチ×31・8センチ)は1947年の流行歌で、菊地章子さんが歌った「星の流れに」のワンフレーズから命名。星月夜を想起させる暗い青と鮮血のような赤のしたたりが、悲哀を感じさせる。

 北山さんは幼少期、ラジオから流れる歌を意味も分からず聴いていたが「大人になって戦災と敗戦で何もかも失い、身を売って生きていかなくてはならなくなった女性の悲哀がテーマだと知った」と語る。

 2点の連作「阿吽」(22・7センチ×15・8センチ)は、新型コロナウイルス流行下での東京五輪強行開催に対する怒りをキャンバスにぶつけた力作。闇の中の電撃のような流線、雲のような不定形の広がりには先行きの不安や不満が表現されている。

 午前10時~午後6時。

 北山さんは11月に創業40周年を迎える同店で、1986年から毎年この時期に出展。通算36回目を数え、最も古くからの出展者という。

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