苫小牧市は10月1日、公設地方卸売市場の青果部(港町2)と水産物部(汐見町1)を指定管理者に移行する。青果は丸一苫小牧中央青果、水産物はマルトマ苫小牧卸売が指定管理者となる。いずれも市場開設当初から卸売業務に携わり、両部で唯一許可されている卸売。長年のノウハウを生かした施設運営で、業務の効率化や市場の活性化に取り組む。
市は2019年6月に策定した市場経営展望(33年度まで)で、市場の在り方や施設整備の方向性をまとめ、両部への指定管理者制度の導入と、花卉(かき)部の民間委譲を決めた。
指定管理者は施設の維持・管理をはじめ、買い受け人の承認や競り人の登録、施設使用の許可などの業務を担う。19年まで開いていた「とまこまい市場感謝祭」も、各管理者の独自事業で展開する。市はモニタリング調査などを通して、市場利用者への管理指導の弱体化などを防ぐ。指定期間は25年度末まで4年半で、市の経費削減効果は年間ベースで約700万円が見込まれる。
青果、水産物は施設が老朽化し、今後も計画的な維持や整備が必要なため公設を維持する一方、花卉は施設も比較的新しいため民間の力を最大限発揮できる方策を選んだ。22年度の民間委譲を目指す。
















