帝国データバンク札幌支店は、人手不足に対する道内企業の7月の動向調査結果を発表した。正社員が不足している企業は46・1%と、前年同月(40・1%)を6ポイント上回り、人手不足感が高まった。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響受けていない2年前(52%)と比べると5・9ポイント下回っている。
「適正」と回答した企業は前年同月比3・8ポイント減の44・3%。「過剰」とした企業も2・2ポイント減って9・6%だった。
「不足」している企業の規模別では、大企業が53・1%(前年同月比5・1ポイント増)だったのに対し、中小企業は44・4%(同6ポイント増)。中小企業のうち小規模企業は44・1%(同4・2ポイント増)となっている。
「不足」している企業の業種別では、建設が65・3%で最多。以下、金融(60%)、小売(58・6%)の順で不足感が高くなっている。一方、不動産(27・8%)や農・林・水産(33・3%)では不足感が低い。
また、非正社員が「不足」していると回答した企業は29・7%。前年同月に比べ4・4ポイント増加したが、2年前と比べると9・5ポイント下回っている。業種別では、建設(41・2%)、製造(39・5%)、運輸・倉庫(38・1%)、不動産(30・8%)で不足感が高くなっている。
同支店では「2年前の水準まで戻っていないものの、道内でも業種によって人手不足感が再び高まりつつある」と指摘。ワクチン接種の進展などで感染状況が改善傾向にあり、経済活動の緩和を見据えて企業が模索を続ける中、「人手不足が再び課題となる局面も想定される」と分析している。
人手不足解消へ向けては▽デジタル化・省人化の一層の促進▽人出過剰の業種から人手不足の業種への労働力の移動▽労働者の職業能力の再教育―などへ「重点的に取り組む必要がある」としている。
調査は7月15~31日に、道内企業1018社を対象に実施。519社から回答を得た(回答率51%)。
















