千歳空港CC4年ぶりV―個人は合掌(早来)がベストグロス〔とまみん杯クラブ対抗ゴルフ〕

4年ぶりの栄冠をつかんだ千歳空港CC=9月30日、ザ・ノースカントリーGC

 2021とまみん杯クラブ対抗ゴルフ大会は9月30日、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ=千歳市蘭越=で団体戦が行われ、千歳空港カントリークラブ(千種信介、田中拓也、脇坂道洋、田中大樹、木下直人、宮﨑真樹)が合計421で4年ぶり16度目の頂点に立った。2位は427の早来カントリー倶楽部。3位は435の桂ゴルフ倶楽部となった。
 18ホール(パー72)のスコアで競う個人の部は、78の合掌一貴(早来)がベストグロスを獲得。2位は79の和賀勇介(千歳カントリークラブ)、3位は同じく79の畑中則晃(エミナゴルフクラブ)だった。
 6人一組の13チームが出場した団体戦で千歳空港CCは千種、田中拓、脇坂の3人が個人のトップ10入りし、3連覇中の早来に競り勝った。2016年大会以来の参加となった桂GCの健闘も光った。

―宿敵抑え、王座奪還
 千歳空港が宿敵早来との接戦を制した。強風に雨が交じる厳しいコンディションの中、「チームのために1打でも縮めよう」と各選手粘りのラウンドを展開。千種主将は「総合力の勝利」と胸を張った。
 前人未到のとまみん杯7連覇(2004~10年)を達成するなど最多優勝を誇る強豪も、ここ数年は有力選手をそろえた早来に苦戦が続いた。前回大会は5打差、一昨年は3打差で2位。「歯が立たないと思った時期もあった」と振り返る。
 打倒早来を目標に各自が地道に研さんを積んだ。今年8月の北海道倶楽部対抗Aグループ(札幌市など)では、3位の早来を抑えて準優勝。その時のメンバー5人をそろえて臨んだ今回もライバルを見事に振り切った。
 来季は「全道で優勝したい」と意気込む。8月の北海道倶楽部対抗を制した札幌国際CCにはわずか3打差だった。とまみん杯王座奪還を飛躍のきっかけに掲げた。

―合掌、念願の個人タイトル
 今年8月の北海道ミッドアマチュア選手権(北海道ブルックスCC)を制した若手実力者の合掌(26)が、ようやく個人タイトルを手にした。「1番になれてうれしい」と相好を崩した。
 2018年から3大会連続で個人トップ5入りするも、ベストグロスには届かなかった。悪天候の中「ウオーターハザードやOBにだけは入れないよう慎重にプレーした」と振り返った。
 チームは前回ベストグロスの西山や松澤といった主力選手が出場できなかったことが響き、4連覇を逃した。今年の日本アマチュア選手権出場など経験値は人一倍ある合掌。「仲間に還元しながら一緒に高め合っていきたい」とさらなる成長を誓った。

 団体             トータル
(1)千歳空港カントリークラブ  421
      アウト  イン  合計
 千種信介  41  39  80
 田中拓也  39  43  82
 脇坂道洋  43  42  85
 田中大樹  42  44  86
 木下直人  44  44  88
 宮﨑真樹  45  46  91
(2)早来カントリー倶楽部        427
(3)桂ゴルフ倶楽部           435
(4)エミナゴルフクラブ         442
(5)北海道ゴルフ倶楽部         444
(6)ニドムクラシックコース       447
(7)平取カントリー倶楽部        457
(8)千歳カントリークラブ        461
(9)ちとせインターゴルフクラブ     464
(10)ザ・ノースカントリーゴルフクラブ 466
(11)樽前カントリークラブ       471
(12)北海道リバーヒルゴルフ倶楽部   474
(13)御前水ゴルフ倶楽部        484
個人          アウト イン 合計
(1)合掌一貴(早来)  37 41 78
(2)和賀勇介(千歳)  41 38 79
(3)畑中則晃(エミナ) 38 41 79
(4)千種信介(千歳空港)41 39 80
(5)田中拓也(千歳空港)39 43 82
※同スコアは規定

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る