胆振総合振興局は9月30日、新型コロナウイルス感染症対策地方本部員会議を開いた。胆振管内の感染状況は7月以降の「第5波」が収まり、小康状態にあると報告。一方、緊急事態宣言解除後も道独自の再拡大防止特別対策として、札幌市との不要不急の往来自粛など感染予防を継続することを確認した。
管内のコロナ新規感染者は9月29日現在、人口10万人当たりの感染者数は0・8人。8月下旬以降は5週連続で前週実績を下回る。同19~25日の週合計は感染ゼロで、市町村別データの公表を始めた6月20日の週以降初めて。8月中~下旬は国が示す最も深刻な感染状況の基準「ステージ4」(同25人)を超えていた。
谷内浩史振興局長は「感染状況は一時期、大変厳しい状況だったが、大きく減少した。皆さんの尽力のおかげ」と総括する一方、10月は「秋の行楽シーズンを迎え、再拡大につながる懸念がある」として、基本的な感染対策の徹底や市町村と協力したワクチン接種促進に取り組む考えを強調した。
















