道立高校と中学校の部活動の顧問を対象にした「新型コロナウイルス感染症対策研修会」がこのほど、オンラインで開かれた。講師を担当した札幌医大医学部感染制御・臨床検査医学講座の高橋聡教授は「ゼロリスクはない。感染のリスクをどこまで下げるかが重要」と強調。「毎日の体調と行動の記録(体温測定、問診票のチェック)とデータ管理(陽性・濃厚接触時の迅速対応)が重要」と語った。
部活動での感染事例の多発や大会での大規模クラスターの発生などを踏まえ、部活動の感染症対策を一層徹底するために道教委と道保健福祉部が企画した。9月28日は高校、特別支援学校、30日は中学校と特別支援学校を対象に開き、高校は95校、中学校は57校が参加した。
事務局が▽大会数日前の現地での事前合宿や公式練習で感染したと推測される事例▽競技よりも宿泊施設における集団生活で飲食やマスクのない会話が多数あったことが要因となった▽発症した生徒が軽症で翌朝の健康観察時に症状は消失、競技可能とみられ、出場継続が感染拡大の要因となった▽合同練習後にシャワー室を共用し感染拡大したと思われる―など道内外の感染事例を紹介した。
高橋教授はJリーグの感染症対応ガイドラインを挙げ「100人中95人がガイドラインを守っても守らない選手が5人いれば感染は広がる。全員が感染防止対策の目的を理解しなければ意味がない」と強調。検温、密集回避、換気を心掛け、飛沫(ひまつ)感染はマスク、接触感染には手指消毒が感染防止の基本と訴えた。
研修の動画は10月初旬から道のホームページを通じて閲覧できる。
















