苫小牧市教育委員会は、5月に市内の小学6年生と中学3年生を対象に実施した2021年度の全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果をまとめた。全科目で全国平均を下回ったが、算数以外は前回の19年度時よりも全国との差を縮め、中3国語の差については1ポイントを切った。
学力テストは昨年度、新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶり。国語、算数・数学の2教科で市内23小学校の児童1381人、15中学校の生徒1298人を対象に行われた。
小6の算数は平均正答率65%で、図形面積の求め方やデータを表に分類整理する問題で全国平均を大きく下回った。
中学3の数学は同54%。与えられたデータから中央値を求める問題については、全国平均を上回った。目的に応じて式を変形したり、意味を読み取ったりして事柄が成り立つ理由を説明する問題の正答率が低く、記述式の問題で無回答率が高かった。
国語は小6が同63%、中3は同64%。小6は文書の展開などを考え、自らの主張を記す設問、中3は質問の意図を捉える問題などで全国を上回った。
19年度の学力テストと比較すると、算数は全国平均との差が0・6ポイント広がった一方、数学は0・6ポイント縮小。国語も小6で0・1ポイント、中3で1・2ポイント差が縮まった。
このほか、学習状況調査では1日当たりのゲームの利用時間が4時間を超える児童と生徒が共に2割程度を占め、携帯電話やスマートフォンを利用する上で、保護者との約束はないとの回答が目立った。今後、市教委が発行する情報紙「ほ・む・す・く」などで各家庭に適切なルールづくりを促す。
また、昨年の一斉臨時休校を受けた調査項目で「休校中の勉強に不安を感じた」との回答が児童、生徒共に約6割に上った。「休校中、計画的に学習を続けることができた」との答えは小学生で6割程度を占めたが、中学生は3割強にとどまった。市教委は「日常の教育活動の中で、主体的に学習に取り組む力を身に付けさせる必要がある」としている。
学力テストや調査の結果は、10月上旬に市ホームページ上でも公表する。
















