自民党の岸田文雄総裁が4日の臨時国会で第100代首相に指名され、新たな内閣を発足させた。苫小牧市民からは新型コロナウイルス対策や経済の立て直しなどを求める声が聞かれた。
沼ノ端中央の佐藤勇さん(88)は、20人の閣僚のうち初入閣が13人と6割超を占めており、さまざまな課題に対して「二の足を踏まず、迅速に対応できるか」に注目する。1児の母である野田聖子氏が少子化担当相に起用されたことには「自身の経験を子育てしやすい社会づくりに役立ててもらえそう」と期待を寄せた。
表町のランジェリーショップ「エルム」店長の東城静江さん(79)も「あまりサプライズのない組閣。岸田首相が理想を曲げずにやっていけるか見守っていきたい」としながら、「個人的には野田少子化担当相に期待している」と述べた。新内閣には「再生可能エネルギーの導入推進や世界平和への貢献に力を注いでほしい」と訴えた。
新富町の会社員日川楓さん(26)は、岸田首相が「聞く力」をアピールしてきたことに触れ、「(周囲の)声を聞く事を売りにする首相になるだろう。市民の声が届かない内閣にならないことを祈っている」と言う。
しらかば町の会社員大捕達也さん(31)は「もう少し思い切った人材登用を見てみたかった。国民1人1人の事を考えた政策を打ち出してほしい」とした。
有珠の沢町の主婦倉下順子さん(55)は「(新閣僚は)知らない人ばかり。派閥が人事に影響しているのか」と首をかしげた。岸田首相には「憲法9条があるから日本の平和が保たれている」と平和主義を守るよう求め、コロナ禍が続く中で「消費税を含め税負担を軽減してもらえたら少しは生活が潤う」と話した。
新内閣が発足し、衆院選が19日公示―31日投開票」の日程で行われることも決定。青葉町の会社員門田詩織さん(35)は「こんなに早い段階で選挙が行われるとは」と驚きつつ、「コロナの感染者が減少しているタイミングで行うのは悪い話ではない。医療従事者の負担が減るような体制づくりに力を入れてほしい」と語った。
このほか、30代会社員女性は、新型コロナ終息に向けた対策推進や経済活性化などを願い、「若い世代の意見にも目を向ける内閣になってほしい」と強調。矢代町の40代主婦は「岸田さんが高校時代、『お父さん』と呼ばれていたというエピソードを耳にした。日本のお父さんと呼ばれるような確かな見識、行動を示してもらいたい」と述べた。
















