大臣

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 「似てるって言うと機嫌が悪くなるんだ」。往時の任地での知人の話。子どものSちゃんは当時の総理大臣に似ていると言われると上機嫌だったのに、すぐ変わった。

 政治家、それも選挙区の違う国会議員の人柄や能力など、新聞やテレビを見ているだけで分かる訳がない。岸田文雄内閣が誕生、新聞の1面やテレビニュースに並ぶ顔写真付きの新閣僚名簿を見ながら改めて思った。不祥事や判断の誤りが国会などで問題になり、指摘に対する答弁がよほど見事だったり、反対にひどく粗末だったりすれば推測もできるのだが、この十年ほどでいえば、不祥事や判断ミスはほぼ首相の専門。いつまで続くのか、非難や批判を独占する首相ばかりが目立ってきた。

 岸田内閣では、20人の閣僚のうち初入閣が13人にも上る。女性閣僚3人は「まだ少ない」との声もあるが、40代も2人いてこれは若手起用への意欲。平均年齢61・8歳も菅内閣並み。

 しかし、有権者は冷静だ。新内閣と組閣情報が注目を集めたのは組閣までの数日だったようだ。大手新聞社や通信社の行った世論調査では、新内閣に贈られるはずのご祝儀支持率が期待したほどには上がらず、組閣直後の総選挙駆け込み方針を決めた岸田内閣には黄信号。5日には真鍋淑朗さんのノーベル物理学賞受賞も発表され、6日の新聞はノーベル賞一色。末は博士か大臣か―はいつの子育て指針だったか。大臣も忘れられないように頑張らなくちゃ。(水)

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