苫小牧市は、指定管理者制度を導入する公共施設の2020年度モニタリング結果をまとめた。全59施設の総合評価(103点満点)の平均点は82・7点で、新型コロナウイルス禍に伴う利用者の減少などで前年度を0・3点下回ったが、市行政監理室は「一定の水準は保たれている」と各管理者の努力を認めている。
モニタリングは施設側の自己評価や利用者アンケート、事業計画の達成状況などを勘案し、各施設の担当課が点数を付け、90点以上のAA(極めて優れている)から30点未満のE(計画内容を大幅に下回った)まで6段階で表した。評価に当たっては、コロナ下で避けられないマイナス要因は判断に影響させないようにした。
市によると、対象の施設は児童センター5カ所が加わり、前年度より5施設増。「AA」と評価された施設は前年度と変わらず、総合体育館、日吉体育館など4施設。最高点の91・8点だったアブロス日新温水プールは各種講座を開くため、参加者数の制限やアクリル板の間仕切りの活用など感染対策を徹底し、コロナ下で事業継続に知恵を絞った点が評価された。津谷敬太館長は「感染状況に左右されるが、今年度は昨年度より利用者が戻ってきている」と明かす。
次いで、80点以上90点未満のA(優れている)は前年度比10施設増の42施設。65点以上80点未満のB(良好)は5施設減の13施設。15年度から6年連続で、65点未満のC(特に問題がない)以下の評価はなかった。
今回、BからAに評価を上げたのは、緑ケ丘公園内の野球場やサッカー場、陸上競技場など七つのスポーツ施設と、大型遊具がある北星公園や川沿公園の二つの公園の計9施設。スポーツ施設は、大会中止に伴う利用者減に直面しつつ、施設設備の小まめな補修などサービス向上に向けた取り組みを推進。公園も利用者の要望に迅速に答え、当初の利用者目標を上回る実績につなげた。
逆に、評価をAからBに下げたのは▽高丘霊葬場▽ときわスケートセンター▽新ときわスケートセンター▽沼ノ端スケートセンター―の計4施設。最低点は69・7点のまちなか交流センター・ココトマで、コロナ禍で利用者が目標人数を大きく下回ったほか、利用者の満足度の低下が減点につながった。
モニタリング導入当初の平均点は60点台で、確実に水準は上がっており、行政監理室は「コロナ下でも、工夫しながらサービス向上に努めている施設もある。利用者のニーズに応える施設づくりを一層進めてほしい」と話している。
●苫小牧市の指定管理公共施設モニタリング結果(全59施設)
AA(極めて優れている)4施設
総合体育館、日吉体育館、川沿公園体育館、アブロス日新温水プール
A(優れている)42施設
市民会館、豊川コミセン、沼ノ端コミセン、住吉コミセン、のぞみコミセン、植苗ファミリーセンター、市民活動センター、福祉ふれあいセンター、保健センター、呼吸器内科クリニック、労働福祉センター、モーラップ樽前荘、ウトナイ交流センター、樽前交流センター、高齢者福祉センター、文化会館、中央図書館、文化交流センター、大成児童センター、あさひ児童センター、住吉児童センター、沼ノ端児童センター、錦岡児童センター、日新児童センター、沼ノ端交流センター、ハイランドスケートセンター、市営緑ケ丘野球場、市営清水野球場、市営少年野球場、緑ケ丘公園庭球場、緑ケ丘公園サッカー場、緑ケ丘公園陸上競技場、白鳥王子アイスアリーナ、沼ノ端スポーツセンター、川沿公園、北星公園、錦大沼公園オートリゾートセンターハウス、錦大沼公園温浴施設、錦大沼公園オートキャンプ場、錦大沼公園青少年キャンプ場、緑ケ丘公園、緑ケ丘公園展望台
B(良好)13施設
交通安全センター、高丘霊葬場、まちなか交流センター・ココトマ、ときわスケートセンター、新ときわスケートセンター、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ、屋内ゲートボール場、拓勇公園、日の出公園、錦大沼公園、出光カルチャーパーク(市民文化公園)、サンガーデン、北光町未来の森公園
















