苫小牧市糸井で樽前養鱒(ようそん)場を営む石川正剛さん(83)は、医療用弾性ストッキングを脱ぎやすくする補助器具を考案した。器具はアルミ製のへら状(約40センチ)。自前の靴べらを持参すれば加工方法や使い方を伝授する考えで、「病人や高齢者の助けになれば幸い」と話す。
弾性ストッキングは静脈の血流を促す効果があるとされるが、足首やふくらはぎを締め付ける圧力が強く、着脱するのに力が要る。
補助器具はストッキングと足の裏の間にへらを沿わせ、かかと部分を支点に「てこ」の原理を使って脱ぎやすくする仕組み。へらの先端の曲線の角度に考案のポイントがあるという。
石川さんが足首の病気を診てもらっているかかりつけ医から、8月に弾性ストッキングの着用を勧められた。使ってみて「弾性ストッキングを必要とする人は、自分を含め体が弱っている。力を必要としない器具の必要を感じた」と言う。
既製品の靴べらを使って試作を重ね、苫小牧発明研究会の関係者と9月末に完成を見た。
座ったまま扱え、大きな力を必要としないことから、石川さんは「病人や高齢者も簡単に脱ぐことができる。希望者には器具の作り方、使い方を教えたい」と話す。
問い合わせは石川さん 携帯電話080(4042)3926。
















