31日投開票予定の衆院選は、公示(19日)まで1週間に迫った。例のないコロナ禍での選挙戦を控え、道9区(胆振・日高管内)に立候補を予定する自民党現職の堀井学氏(49)、立憲民主党現職の山岡達丸氏(42)=旧国民民主党比例代表道ブロック=、共産党新人の松橋千春氏(39)の3陣営は、感染症対策に細心の注意を払いながら態勢を整える。
各陣営の事務所では、飛沫(ひまつ)防止用のアクリル板を設置し、小まめに換気するなど基本的な対策を徹底。出入りする関係者に手指の消毒や検温を求め、候補予定者の遊説方法にも気を配る。選挙戦はさまざな場所で人が「密」になりがちで、9月に市長選のほかトリプル選挙となった旭川市では、選挙事務所でクラスター(感染者集団)が発生。関係者は神経をとがらせ、入念に対策を練っている。
堀井陣営は、事務所職員が名札に新型コロナワクチン接種を2回終えたことを明示し、関係者へのPCR検査の実施も検討している。屋内の集会は大人数を避け、屋外開催や堀井氏自身の街頭活動を増やす見通し。遊説中の運動員同士も十分な距離を取る。担当者は「演説に招く人数を減らし、回数を増やして分散させる。オンライン形式も活用する」と話す。
山岡陣営は、運動員の抗原検査を予定。遊説車内の各席をビニールシートで区切り、一度に乗る運動員数も従来より減らす考え。16日に苫小牧で開く決起集会は700人収容できる会場を使うが、参加者を200人に抑えて「密」を避ける。街頭演説の回数を多めにし、その様子をインターネットで中継。担当者は「ネット部隊を設け、動画の編集版も流す」という。
松橋陣営は、事務所内で不特定多数の人が触れるドアノブなどの消毒を徹底する。遊説車内の間仕切り用のビニールシートを手配し、街頭活動中は握手を自粛してグータッチに。公示後はスタッフの抗原検査を毎日行い、さらに投開票日3日前からPCR検査も準備する方針。担当者は「一人でも陽性者が出たら選挙活動ができなくなる」と危機感を持ち対策に臨んでいる。
















