帝国データバンク札幌支店は、9月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・5ポイント増の38・5となり、2カ月ぶりに改善。今年に入って最も高い水準になった。
全国平均の景気DI(39・9)との比較では、北海道は11カ月連続で下回った。その差は1・4ポイントとなり、前月から0・2ポイント拡大した。
企業の規模別では、大企業が前月比0・1ポイント減の39・3となり、2カ月連続で悪化。中小企業は0・6ポイント増の38・3となり、4カ月連続で改善。中小企業のうち小規模企業も0・4ポイント増の41・4となり、4カ月連続で改善した。大企業と中小企業の差は1・0ポイントで、前月から0・7ポイント縮小した。
業界別の景気DIでは9業界中、不動産、サービス、小売り、運輸・倉庫、製造の5業界が前月から改善。特に不動産は前月から7・1ポイント増と最も改善幅が大きく、51・0と唯一50を上回った。
一方、農・林・水産、金融、建設、卸売りの4業界は前月から悪化。最も悪化幅が大きかったのは農・林・水産で6・5ポイント減の37・9に。8月まで7カ月連続で改善してきた建設も0・8ポイント減の43・6となり、悪化に転じた。
今後の先行き見通しでは、「3カ月後」が40・6(前月調査39・9)、「6カ月後」が41・6(同39・4)、「1年後」が45・0(同43・7)。3指標とも改善を予想している。
企業からは、新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除やワクチンの普及、感染者数減少による行動制限緩和に期待の声が上がる。一方で「ウッドショック、アイアンショックの影響が出始めてきている」(建設)などの指摘も出ている。
調査は9月15~30日に、道内企業1066社を対象に実施。590社から回答を得た(回答率55・3%)。
















