構図激変の道9区 与野党対決へ 堀井陣営 警戒感強く 山岡陣営 共闘に慎重

 構図激変の道9区 与野党対決へ 堀井陣営 警戒感強く 山岡陣営 共闘に慎重

 19日公示、31日投開票予定の衆院選で、道9区(胆振・日高管内)で立候補を表明していた共産党新人の松橋千春氏(39)が13日、出馬を取り下げることが正式に決まった。野党候補の一本化が実現し、自民党現職の堀井学氏(49)、立憲民主党現職の山岡達丸氏(42)=旧国民民主党比例代表道ブロック=による与野党対決になる見通し。9区で一騎打ちとなるのは初めてで、堀井、山岡両陣営は構図の激変を受け止めながら準備を加速させている。

 堀井氏は野党候補一本化を受けて「地元出身者対東京出身者の戦いになった。有権者がどちらかを選ぶだけ」と強調し、「戦略を練り直す必要はない」と言い切った。

 堀井陣営はもともと「相手を追い掛ける立場」と危機感を共有し、一騎打ちも想定しながら準備を進めてきた。2014年、17年はいずれも与野党三つどもえを堀井氏が制したが、「野党票」の合計は堀井氏を上回ってきたためだ。

 堀井陣営の幹部は「共闘の狙いは自民党の議席を減らすこと」と警戒感を募らせつつ「(三つどもえでは)山岡氏が堀井氏に勝てないと判断したのではないか」と指摘。「コロナ対応や経済対策など政策を訴えていく」と意気込む。

 一方、山岡氏は「どのような構図になっても選挙を勝ち抜き、現状の政治を変えるため全力を尽くす」と言葉を選びながら力を込めた。

 山岡陣営は一騎打ちの実現で票の上積みを見込むが、共産党との連携には支持基盤の連合から懸念の声がくすぶり、取り込みを目指す一定の保守層が離れる可能性も秘めている。

 野党共闘がもろ刃の剣になりかねない現状に、山岡陣営の幹部は「(松橋氏の取り下げは)あくまでも共産党の自主判断と認識している」と慎重な姿勢。「現時点(13日夕)で道連から新しい指示はない」と従来通りを強調し、企業系労組幹部も「これまで通り山岡氏への支援方針を変える予定はない」と話す。

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