米国出身で広島県在住の詩人・絵本作家のアーサー・ビナードさん(54)が13日、苫小牧市王子町の斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館で講演した。ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐ会主催。代表の舘崎やよいさん(79)は、ビナードさんが賢治愛好者で生前の斉藤さんとも交流があったことを集まった市民ら30人に紹介し、「この場で講演が開けることがうれしい」とあいさつした。
ビナードさんは「はらぺこあおむし」の作者エリック・カール氏(故人)の和訳を手掛けており、今年4月に出版した同氏の和訳絵本「ありえない!」にちなんだ講演。苫小牧での講演は2014年以来7年ぶりで、カール氏への敬意や日本で出合った紙芝居の魅力を語った。
ビナードさんは、3歳の時に読んだ「ホットケーキできあがり!」を09年に和訳したところ、折からの食育ブームで大きな反響があったことを例に挙げ、「賢治作品と同じように、良質な文学は古くならない」と語り掛けた。また、自作の紙芝居「ちっちゃいこえ」も披露した。
















