苫小牧市内の小学校は、学習発表会(学芸会)シーズンを迎えた。新型コロナウイルスの影響で、保護者参観は昨年度、屋外活動に限定されており、校内での実施は2年ぶり。学校側が引き続き感染対策に気を配る一方、子どもたちは張り切って練習に励んでいる。
市内23校中12校が今月中に実施予定で、緊急事態宣言(8月27日~9月末)のため延期された宿泊行事と日程が重なるなどした3校は、10月から12月にずらす。
市教育委員会は、コロナ対策で体育館の収容人数の上限を300人程度とするよう通知。各校は児童、保護者を学年ごとに入れ替えるなどして対応する。
沼ノ端小学校(真鍋忍校長、児童数345人)は23日、体育館で「音楽発表会」を予定。学年ごとに10分間程度の器楽演奏を行うが児童間の距離を十分に確保するため、ステージ正面ではなく壁面側から音を出す。
2年生54人は、体でリズムを刻む「ボディーパーカッション」を交えながら4曲を披露予定。清水愛さん(8)は「曲に合わせて体を動かせて楽しい。家でも発表会の練習をしている」と笑顔を見せた。真鍋校長も「校内では(4月の参観日以来)半年ぶりに子どもの成長した姿を見てもらえる」と喜ぶ。
樽前小学校(深松一宏校長、同25人)は、16日の学芸会で昨年は見合わせた劇を行う。2年生6人の演題は、落語の「寿限無」。児童数が少ない分、一人一人の覚えるせりふは多いが、全員が暗唱できるようになり、ステージ上での立ち位置や声の大きさなどを繰り返し確認している。
複数の学年が和太鼓や楽曲演奏を予定しているが、今年もコロナ対策で合唱を見合わせる分、全体的な時間は例年よりも短いという。
昨年は子どもたちの演奏をDVDに収録して各家庭に配るなど異例の対応となっただけに、2年の佐藤麻耶さん(8)は保護者参観を心から楽しみにし「(客席に届くように)声の大きさに気を付けて頑張る」と目を輝かせた。
深松校長は「コロナ前は、多くの行事を地域の人たちと共有してきた。保護者には、子どもたちの練習の成果や展示作品をじっくり楽しんでほしい」と話す。



















