マガンやヒシクイなどの水鳥の大群が今月に入り、苫小牧市植苗のウトナイ湖に続々と舞い降りている。秋の渡りシーズンで湖面に氷が張り出す12月ごろまで水面で羽を休めたり、一斉に飛び立つ姿を見ることができる。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が明けた10月以降、同湖にはバードウオッチング目当ての市民らが次々と訪れている。
この時期のマガンは、繁殖地であるロシアのカムチャツカ半島や極東地域から飛来。越冬地である本州方面へ南下するまでの間、ウトナイ湖を行ったり来たりするという。
ウトナイ湖サンクチュアリによると、春の渡りに比べて数は少ないが、日中に羽を休める姿を観察できる機会は多いという。
14日、同湖東側の湖岸小屋からマガンを撮影した苫小牧市澄川町4のアマチュアカメラマン阿部一夫さん(69)は「普段は小さな野鳥を狙うが、この日は空が明るくねぐら立ちを狙ったら良い写真が撮れた」と話した。
当面、湖畔では羽を休めたり、飛び立ったりする水鳥の群れを観察できるが、同サンクチュアリの中村聡チーフレンジャーは「野鳥は警戒心が強いので不用意に近づいたり、大声を上げたりしないでほしい」とマナーを守った観察を心掛けるよう呼び掛けている。
















