道「新しい旅のスタイル」再開 市内ホテルや観光関係者は需要回復に期待、感染減少で道外客も徐々に

道「新しい旅のスタイル」再開 市内ホテルや観光関係者は需要回復に期待、感染減少で道外客も徐々に
新しい旅のスタイルが再開し、今後の利用を期待するホテル=ホテルウィングインターナショナル苫小牧

 道内を六つの圏域に分け、域内の旅行を最大半額(上限1万円)割り引く道の誘客促進事業「新しい旅のスタイル」が15日、再開された。苫小牧市民は「道央2」(胆振、日高、後志管内)の圏域で、同居者との旅行か一人旅で対象の宿泊施設を利用した場合、割引が受けられる。新型コロナウイルスの影響で宿泊需要が大幅に減少した市内のホテルからは、旅行客の復活に期待する声が上がっている。

 ホテル杉田(表町)の佐藤聰代表は「道から、旅行してくださいというお墨付きを頂いた」と歓迎する。コロナの第5波で緊急事態宣言が発令された8~9月、ホテルの稼働率は5割まで落ち込んだが、10月の宣言解除後は少しずつ客足が戻っているという。佐藤代表は「徐々にエリアの区切りもなくなり、Go To トラベル事業が再開されれば、宿泊者はさらに増える。感染がこれ以上増えないことを祈っている」と話した。

 ホテルウィングインターナショナル苫小牧(同)も、9月の稼働率は6割ほど。10月に入ってから、ビジネス需要を中心に宿泊客が戻ってきたが、旅行客やスポーツ合宿の予約は少ない状況が続いており、「新しい旅のスタイル」の対象となるプランを用意した。菅野健太支配人は「金曜日と土曜日の動きがまだ鈍い。ワクチン接種が進んで感染が落ち着くと、ホテルも明るくなる」と期待を込めた。

 苫小牧観光案内所(表町)には10月以降、道外客の姿が目立つようになった。苫小牧観光協会の藤岡照宏専務理事は「宣言が解除され、感染者が減少したことが安心感につながっているのでは」と指摘。「新しい旅のスタイルで、苫小牧の飲食業や宿泊業が何とか持ち直してほしい」と願った。

 「新しい旅のスタイル」の利用期間は11月15日まで。利用者は宿泊施設に直接連絡して予約する。黙食や黙浴、感染対策の同意書の提出などが求められる。このほか、千歳・支笏湖の宿泊施設が5000円割引きになる「ちとせ割」など、自治体独自で割引サービスを実施しているところもある。

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