駒大苫 決勝懸け、23日に旭川実と対戦―高校サッカー「快進撃支える”堅守”」

3回戦〔駒大苫―帯広北〕試合後、ベスト4入りを喜ぶ駒大苫イレブン=18日、帯広の森運動公園球技場

 第100回全国高校サッカー選手権大会北海道大会は18日、帯広の森運動公園球技場で3回戦4試合が行われ、駒大苫小牧が帯広北の猛追をかわしてベスト4入りし、23日に札幌厚別公園競技場で行われる準決勝で旭川実業と対戦する。北海、札幌大谷も4強に名乗りを上げた。
 ▽3回戦
駒大苫小牧1―0帯 広 北
 前半から押され気味の駒大苫は後半18分、FW吉田のゴールで先制。終盤まで帯広北の猛攻をしのぎ、1点リードを死守した。
旭川実業4―2とわの森三愛
北  海2―0札幌光星
札幌大谷1―0北  照

―破竹の勢い止まらず
 破竹の勢いの駒大苫。2回戦の大谷室蘭に続いて、道東の強豪・帯広北にも完封勝ちした。初戦から3試合無失点の堅い守りが快進撃を支えている。
 駒大苫は守備を強いられる時間帯が続いたが、ピンチを粘り強くしのいだ。中でもGK小片(2年)の守護神としての存在感が光った。随所でスーパーセーブを絡める気迫のプレー。12本のシュートを浴びたがゴールを許さなかった。小片は「苦しい時間が長かったけど、前線が決めてくれると信じてゴールを守った」と激闘を振り返った。
 決勝弾はFW吉田(3年)がスローインのこぼれ球を右足で合わせ、低いシュートでネットを揺らした。「ふかさないように(ボールが上がらないように)意識した」と吉田。「自分のゴールで流れを変えることができてよかった」と語った。
 準決勝は札幌・厚別に会場を移して旭川実業に挑む。MF小山田主将(3年)は「全国出場を目標にしてきた。目の前の試合に勝つことだけを考えたい」。岡崎監督は「駒沢らしいサッカーで勝ちたい」と抱負を語った。

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