衆院選が19日、公示された。道9区(胆振・日高管内)は与野党一騎打ちの構図で、2候補が舌戦を展開している。新型コロナウイルス対策、経済対策をはじめさまざまな争点がある中、有権者はどのようなテーマの政策論争を期待しているのか。苫小牧市内で有権者の声を聞いた。
若草町の会社員山口和志さん(45)は、コロナ対策を最重視。「観光などを自粛してきたがコロナ禍の中でも、景気が良くなる政策を打ち出してほしい。前向きに国民を引っ張ってくれそうな政党や候補に投票する」と話す。
三光町の自営業原田三嗣さん(66)も財政状況を踏まえた上、コロナ対策を徹底させ、経済を立て直せるかに注目する。「未来の日本を展望できる政党に投票したい」と強調。少子高齢化や年金受給額の少なさなどを心配しており、「年金問題も議論してほしい」と求める。
年金だけでは生活できないとの声は多く、日吉町の自営業板野勝さん(79)は「年金制度を抜本的に改革してほしい」と要望。岸田文雄首相が掲げる「成長と分配の好循環」を軸に、与野党が活発な論戦を繰り広げることに期待する。
表町の無職秋田美枝子さん(67)も、論戦がコロナや経済に偏ることを懸念し「人の命やごみ問題なども議論を」と注文。「平和で豊かな社会を目指し、思い切った政策を」と望む。
子ども3人を育てている双葉町の主婦鈴木綾乃さん(35)は「子ども食堂など住民主体の子育て支援事業も活用し、独自の公約を掲げる候補者や政党を選びたい。各党や候補者は幅広く、きめ細かな子育て支援策を」と訴える。
明野新町の山上正一さん(75)は苫小牧が自然豊かなまちであることに触れながら、なかなか地域の自然環境にまで政策論争が及ばないことを残念がり、「緑と人をつなぎ、互いに生かす、広い視野と深い洞察ある政策を求める」と述べた。
衆院選が初の選挙となる苫小牧西高校3年の藤原学人さん(18)は「1票で社会は変わらないと言う人もいるけれど、そのたった1票が大きい」と自覚。コロナ前の日常を取り戻してほしいと強く願い、「候補者がどんな政策を提案しているのか調べたい」と語った。
















