苫小牧市内の空手道場、優至会塚本道場の門下生は第11回優至会北海道空手道大会(8月、千歳市)で好成績を残した。40部門で上位に入賞した。
組手のフルコンタクト・一般初級・マスターズの部では平瀬厚志が準優勝。7人によるトーナメント戦の1回戦、中川祐樹(酒井道場)に「絶対に下がらない」と手数で上回って本戦で判定勝ち。3回目の大会出場でこれが初勝利だった。「取りあえず目標の1勝ができてほっとした気持ちだった」と振り返った。
2回戦は延長判定勝ちでかわしたが、決勝で加藤拓哉(酒井道場)に上段回し蹴りの技ありを取られて本戦で敗れた。「2回戦で消耗してしまった」と平瀬。「次こそ優勝」と意気込みを新たにしていた。
古河原海音(拓進小)はフルコンタクト・6年女子の部で同門3人によるリーグ戦で2勝して優勝した。佐藤美璃愛(沼ノ端小)には突き技で押して勝利。鈴木楓花(糸井小)には大きく振りかぶる突きが随所で決まった。
「体力を切らさずに戦えた」と手応えを感じている。「突き技ばかりだったので、蹴り技も出せるようになりたい。下段回し蹴りを練習する」と次戦を見据えた。
形の5・6年初級の部では中居杏珠(拓進小5年)が大会初出場で優勝を果たした。中村颯心(室蘭道場)との決勝では高難度の演目「太極その3」で動作を反復する手技やポーズを着実に決めて勝利。「練習通りに完璧にできた」と納得の口ぶりで語った。
中居は大会時は白帯で出場。青帯など上級者を破っての栄冠だった。「緊張したけど日ごろの稽古でやってきたことを信じて臨んだ」。次大会では組手での出場にも意欲的で「組手でも優勝を目指す」と力を込めた。

















