第100回全国高校サッカー選手権大会北海道大会は24日、札幌厚別公園競技場で決勝が行われ、北海が旭川実業をPK戦の末に下して2年ぶり11度目の優勝を飾った。駒大苫小牧は23日の準決勝で旭川実に敗れ、3位だった。
▽決勝
北 海 0―0 旭川実業
(PK5-4)
▽準決勝
旭川実業4―0駒大苫小牧
北 海2―1札幌大谷
駒大苫は前半17分、ゴール前で押し込まれて先制されると、後半もセットプレーなどから失点を重ね、旭川実の猛攻を抑え切れなかった。
―チーム成長「真っ向勝負」
4年ぶりの4強入りを果たした駒大苫。4年前にも0―1で敗れていた旭川実にまたしても敗戦、決勝への壁は厚かった。
1点ビハインドで風上となった後半は、ロングパスを前線に供給し果敢にゴールを狙った。「パスが2本目までつながり、相手の懐に入ることはできた」(岡崎監督)が旭実ゴールは堅かった。後半は追撃を許し、4点差がついた。
今年度のプリンスリーグ北海道降格が決まった後の大会だったが、チームの士気は高かった。「もう一度意地を見せようと頑張ってくれた。この1、2週間で一段と成長した」と岡崎監督。「スコアは離れたけど、真っ向勝負できた。選手はよくやってくれた」と万感の思いを語った。
小山田主将(3年)は「試合終了までひるまず前に出て攻めることができた。1、2年生にはこの悔しさを忘れず、もっと上の景色を見れるように頑張ってほしい」と涙ながらに語った。

















