「国民の命を守る。生まれ育った胆振と日高を守る」―。堀井氏は24日、苫小牧市の西部から東部にかけて住宅街まで細かく回りながら、声をからした。市内4カ所では街頭演説を実施し、このうち日新町の商業施設前では聴衆約120人が耳を傾けた。
堀井氏は胆振の企業が海外企業との価格競争などで苦しんでいることに触れ、「苫小牧の発展、成長を支えた企業が元気に成長を続けられるようにしたい」と力を込めた。安価で安定的な電力供給の実現に向け、泊原子力発電所の再稼働を訴え、「ふるさと胆振の産業を守る責任がある」と気勢を上げた。
堀井氏は泊原発再稼働を争点に掲げ、製造業を中心に企業への支持拡大を図る狙いだ。「票を失うかもしれない」と心境を明かすが「野党にはできない政策。ふるさとがこれ以上、衰退するのを見過ごせない」と覚悟を決めた。
衆院選前半、堀井氏には大物の応援弁士が相次いで駆け付けた。公示日に東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の橋本聖子参院議員、21日に鈴木直道知事や自民党の高市早苗政調会長、22日には岸田文雄首相が苫小牧入りして注目を集めた。24日も同党の高橋はるみ参院議員ら3人が激励に訪れた。
堀井陣営は今回の衆院選を「追い掛ける戦い」と位置付け、危機感を抱きながら活動してきた。共産党の候補取り下げを「野合」などと指摘し、応援弁士らも「選挙の票ほしさにくみしている」と批判のボルテージを上げている。
選挙戦も後半に入り、堀井氏は「最終コーナーで相手に近づいてきた。追い抜いて一番で当選する」と闘志を燃やす。28日に市内で開く総決起集会には、安倍晋三元首相が出席して士気を高める。
















