街頭で

街頭で

 青空が時折、顔を出すものの、すぐに黒い雲が近づいて来る。そして雨に。時にはどしゃ降りになる。衆院選のゴングが鳴った以降、道都・札幌はそんな天気を繰り返している。まだ10月だというのに、冬のような気温が続く。

 コロナ禍の選挙戦。屋内での大規模集会が少なく、そんな寒い街頭での取材に追われている。全国的に北海道は激戦区が多いためか、各党の党首・幹部級の来道も相次ぐ。街頭演説で無党派層に訴える「空中戦」を活発化させている。

 激しい雨の中、自民党総裁として初陣の岸田文雄首相は「岸田ノート」を掲げて看板政策を訴え、共産党の志位和夫委員長は「本気の野党共闘」にボルテージを上げた。立憲民主党の枝野幸男代表は「まっとうな政治」への転換に声を振り絞り、公明党の山口那津男代表は自公連立政権の実績を力説。日本維新の会の松井一郎代表は「身を切る改革」の必要性をぶち上げた。

 そんな衆院選も、きょうから後半戦に入った。共産が公示直前に3選挙区で候補を取り下げ、9選挙区で野党統一候補を擁立。うち5選挙区は与野党一騎打ちの構図だ。自公勢力と野党共闘がぶつかる選挙区は前回(2017年10月)を上回り、激しいつば競り合いが続く。後半も各党では大物議員、知名度の高い議員らをてこ入れのため、大票田・札幌や9区(胆振・日高管内)など激戦区に投入する構え。比例を含め道内20議席の争奪戦が、熱を帯びている。(広)

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