苫小牧若草小学校(毛利毅校長)は22日、全校児童約280人を対象に「一日防災学校」を校内で開いた。児童たちは学年ごとに防災知識を学ぶかるた、段ボールベッドの組み立てなど異なる内容に取り組み、災害時の適切な行動や日ごろの備えの必要性を学んだ。
5、6年生は体育館で、日本放送協会(NHK)札幌拠点放送局の職員から浸水について学んだ。職員は持参したタブレット端末でアプリを使い、同校体育館の映像にCG(コンピュータグラフィックス)を重ね、ステージ前に設置したスクリーン上で浸水を疑似体験させた。1メートルの浸水では、児童たちの腰が水に漬かっており、職員は「この程度の波が来てしまった後は逃げられない。津波の到達には少し時間があり、迷わず避難所に行ってほしい」と訴えた。
また、市危機管理室の職員に教わりながら、図上で避難所の運営を考えるゲームに挑戦し、望ましい通路の配置や避難者一人一人の誘導場所を考えた。
6年の佐々木優来さん(12)は「津波が来ると分かったら、すぐに高い所に逃げることが必要だと思った。家族にも伝えたい」と話していた。
一日防災学校は、防災や減災のための行動を考え、判断する力を育てるのが狙い。「防災の日」(9月1日)に合わせ9月上旬に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されたため延期した。
















