第100回全国高校サッカー選手権大会北海道大会は16~24日、札幌厚別公園競技場などで開かれた。北海が2年ぶり11度目の優勝で全国大会(12月~、東京都など)の出場権を手にした。駒大苫小牧はトーナメント準決勝で旭川実業に0―4で敗れ3位。静内は初戦で姿を消した。道大会の激闘を振り返る。
駒大苫小牧は4年ぶりの4強入りを果たし、堂々の3位に入った。1回戦で滝川を圧勝でかわすと、2回戦で今季未勝利だった大谷室蘭に3―0。サイドからの攻撃やスローインからのプレーが効果的に決まり、得点を重ねた。
3回戦では道東の強豪、帯広北を1―0の接戦で制した。前後半で押される苦しい展開だったがなんとか逃げ切った。
だが準決勝は旭川実業に完敗。シュート5本を放つなど、「相手が嫌がるところまで攻めることはできた」(岡崎監督)が、ゴールを割れなかった。
1点ビハインドで迎えた後半で反撃に出たが、大雨に当たったこともあり、体力が奪われた。岡崎監督は「フィジカル的に厳しい時間帯になった」と話し、反転攻勢が難しくなった原因となった。
静内はとわの森三愛との初戦で敗退。前半はシュート5本で無失点にしのいだものの、後半で一挙5点を奪われた。
大会は北海が決勝でPK戦に及ぶ激闘を制し優勝。旭川実業は3年ぶりの全国出場を狙ったが、あと一歩及ばなかった。20年覇者の札幌大谷は準決勝で北海に敗れて2連覇を逃した。

















