太平洋海域で赤潮被害が発生している問題で、道は28日、22日現在の漁業被害と赤潮プランクトンの監視結果を公表した。各漁協からの聞き取り調査によると、日高管内の被害はサケ約1900尾(被害額400万円)、ウニ約300トン(同6億円)の計6億400万円。根室、釧路、十勝管内を合わせた全道の被害額は約77億4200万円に上る。調査が進めば被害額はさらに膨らむ可能性がある。
道水産林務部水産局は「日高管内はツブ、タラコ、ナマコに壊滅的な被害が想定される。今後、複数年にわたり最大で約90億円の被害が見込まれるとの報告を受けている」と被害の拡大を指摘する。
管内別の被害額は▽根室がウニ800トン(約23億2300万円)▽釧路がサケ約9000尾(約2200万円)、ウニ約1100トン(約38億3100万円)の計38億5300万円▽十勝がサケ約1万1800尾(3100万円)、ウニ約100トン(約2億3000万円)の計2億6100万円。
18~24日の赤潮プランクトンの監視結果では、冷水で繁殖する「カレニア・セリフォルミス」が日高管内で1ミリリットル当たり3100細胞、十勝管内も同5860細胞と高密度で確認された。根室、釧路管内は9月より減少し、根室は同20細胞、釧路が同90細胞だった。 これにより東から西に移動したことが判明したが、日高沖を流れる津軽暖流が「カレニア・セリフォルミス」の進行をブロックし、被害の拡大を防いでいるという。
道は27日からホームページに監視結果を掲載しており、1週間ごとにデータを更新する予定。水産局は「原因究明を進め、4振興局にも協議会を立ち上げて情報共有に努めたい」としている。
















