ワクチン3回目 12月開始 市、個別接種で体制整備へ

ワクチン3回目 12月開始 市、個別接種で体制整備へ

 苫小牧市は29日の定例市長記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を12月に始めると正式に発表した。市は接種が将来、定期的になることを想定し、医療機関による個別接種で体制を組み、予約をコールセンターで一括して受ける考え。1、2回目の個別・集団接種は11月で終了し、12月以降の1、2回目接種希望者には「フォローアップ接種」を保健センターで展開する。

 追加接種を行う医療機関は、市医師会(沖一郎会長)と調整中。市民や医療機関が混乱しないよう1、2回目の個別接種は11月末で終了し、希望者は12月以降、保健センターで接種日を限定して受け入れる。グランドホテルニュー王子の集団接種会場、とまこまいワクチン接種センターも11月21日で終えるが、2回目を受けられなかった人のため同27、28日に「接種救済日」を設ける。

 国は2回目接種を終えた人のうち、おおむね8カ月以上経過した人すべてに、追加接種1回を予定している。市は接種時期を迎えた人に順次、接種券を郵送する予定で、自然と医療従事者、高齢者の順に追加接種が進む。対象は12月が医療従事者1630人、来年1月が同4044人。同2月から高齢者接種が始まり、月2万1000人前後が対象になる。

 市内でワクチン2回接種を終えた人は27日現在、職域接種を含めた推計で11万4699人、12歳以上の接種率は74・2%に達した。

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