4年ぶりの政権選択選挙となった第49回衆院選は自民、公明の政権与党が議席を減らしたものの、絶対安定多数を維持した。苫小牧市の有権者は結果をどのように受け止め、新選良にどんな期待や注文を抱いているのか。まちの声を聞いた。
拓勇西町の会社員佐藤翔太さん(34)は、自民党の安定多数確保に「野党共闘で波乱も予想されたが、自民の強さが際立った」と指摘。当選者には「若者や地域の意見にしっかり耳を傾けてほしい」と話した。
2児を育てる柏木町の主婦中田知穂さん(36)は議席を減らした自民に「不満や不信を持つ人が増えた結果」とばっさり。「子育て支援の充実はもちろん、国民の意見を直接聞き、政治に活用できる仕組みを」と提案した。
ときわ町無職の杉本孝さん(79)も自民党の議席減に触れ、「隠蔽(いんぺい)体質の政治手法を改め、国民に寄り添った政治を進めてもらいたい」と述べた。
同町の会社役員上田直人さん(43)は自民党の大物議員落選が相次いだことについて、「新しい顔を求める民意の表れ」と分析。「国の経済を支える中小企業が生き残れるよう、税金対策などを積極的に提案して」と注文を付けた。
夫婦でパン店を営み、子ども2人を育てる澄川町の石見妙香さん(41)は投票率の低迷に「新型コロナウイルス対策に興味を持っている人が多いので上がると思っていた」と驚く。子どもたちが希望を持てる社会の実現へ「政党間でいがみ合わず、国民第一で行動を」と願う。
啓北町の美容師河岸美穂さん(34)は、「経済格差を是正してほしい」と強調。コロナ禍で感染対策の物品購入が増えており「生活が苦しくなるばかり。何か対策を」と求めた。
ウトナイ北の主婦檜山三代子さん(80)は「コロナ禍は、特に飲食店関係が深刻。一日も早く終息させてほしい」と要望。年金暮らしで「灯油やガソリンの価格高騰も生活に大打撃。少しでも燃料代を支援してもらえれば」と語った。
「大会に集中し、残された学生生活を精いっぱい過ごしたい」と話すのは、北洋大3年のフィギュアスケート選手、坪井聖弥さん(21)。コロナと共存可能な新しい社会の実現に向け「身近なPCR検査場の整備やアルバイトで生計を維持している大学生への支援を」と訴えた。
















