10月31日投開票された第49回衆院選の道内は、自民党が10議席、立憲民主党が8議席、公明党が2議席を獲得する結果で終わった。全国同様、道内でも「自民・公明」の与党勢力と「立憲民主・共産・社民・れいわ新選組」の野党共闘が多くの選挙区で激突。最後まで激しいデッドヒートを繰り広げた。選挙戦終盤では組織力に勝る与党が地域を丹念に歩く「地上戦」を活発化させ、接戦区で次々に競り勝ち、与野党対決を12勝8敗で制した。12小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の得票状況を分析した。
■小選挙区
4年前の前回は、自民6議席、公明1議席、立憲民主5議席(無所属から当選後に立憲入り1議席含む)となり、与党の7勝5敗。今回も自民が6議席、公明が1議席、立憲民主が5議席を獲得。前回同様に与党が7勝5敗で勝ち越した。
小選挙区で最も得票率が高かったのは、12区の前職武部新氏(自民)の58・4%。「武部王国」で立憲候補らを圧倒した。道連会長の伊東良孝氏(自民)も保守基盤の厚い7区で58%の得票率で、危なげなく5選を果たした。初陣の東国幹氏(自民)も55・4%と道内3番目に高い得票率で、立憲候補に大差をつけた。
大接戦となったのは3区と4区。道内最大の有権者数を抱える3区は、元職の高木宏寿氏(自民)が44・6%で、新人の荒井優氏(立憲、42・9%)を1・7ポイント差で振り切って返り咲き。一騎打ちとなった4区も前職の中村裕之氏(自民、50・2%)が、新人の大築紅葉氏(立憲、49・8%)の猛追を0・4ポイントの僅差で競り勝った。
一方、野党は9区で前職の山岡達丸氏(立憲、51・5%)が、前職の堀井学氏(自民、48・5%)との一騎打ちを3ポイント差で逃げ切り、小選挙区で初めて勝利。同じく一騎打ちの11区では、前職の石川香織氏(立憲、51・8%)が、新党大地の推薦も受けた元職の中川郁子氏(自民、48・2%)の追い上げを3・6ポイント差で逃げ切った。
前回、大激戦となった10区は、前職の稲津久氏(公明)が53・9%を得票。前職の神谷裕氏(立憲、46・1%)に7・8ポイントの大差をつけて、道内唯一の小選挙区の議席を死守した。
■比例代表
前回は自民が3議席、立憲が3議席、公明が1議席、旧希望の党が1議席を獲得。今回は自民が約86万3000票を得票し4議席を奪取したほか、約68万3000票の立憲が3議席、約29万4000票の公明が1議席を堅持した。
自民は単独1位の鈴木貴子氏と2位の渡辺孝一氏が共に4選を果たしたほか、小選挙区で敗れた堀井氏(9区)と中川氏(11区)も惜敗率で復活。立憲は重複候補の大築(4区)、荒井(3区)、神谷(10区)の3氏が惜敗率で復活当選。公明は佐藤英道氏が4選を決めた。
一方、野党共闘の共産は約20万7000票を獲得したものの、前回に続き議席奪還に失敗。全国的に躍進した日本維新の会も約21万5000票を得票したものの、議席に届かなかった。
党首・幹部らが続々と来道した衆院選。岸田文雄首相も大票田・札幌で「岸田ノート」を掲げて支持を訴えた=10月22日、札幌市中央区



















