白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)で1日、施設を管理運営するアイヌ民族文化財団が幌村建設(新ひだか町、幌村司社長)の寄付金で購入した樹木の植樹式が行われた。
幌村建設は2017年度から19年度にかけてウポポイの土地造成や国立民族共生公園の整備などを行った。工事で関わったウポポイの公園緑化に貢献するため、同財団に昨年、アカエゾマツ20本を寄贈。今回は樹木の購入資金を寄付した。善意を受けて同財団は、アイヌ文化と関わりのあるアオダモやイタヤカエデ、ハリギリなど樹種20種56本を購入し、園内で植栽作業を進めている。
植樹式では、幌村社長と同財団の斉藤基也・民族共生象徴空間運営本部長がスコップを手に、園内のチキサニ広場にエゾノウワミズザクラ1本を植樹。幌村社長は「ウポポイの緑化に役立てば」とし、斉藤本部長は「昨年に続いて2回目の善意に感謝し、環境整備を進めたい」と述べた。

















