第74回全国高校バスケットボール選手権大会北海道予選会は5日、北海きたえーる=札幌市=などで開幕する。苫小牧地区からは男子の駒大苫小牧と北海道栄の男女が出場、全国大会(ウインターカップ)出場を目指す。
道予選2連覇を目指す駒大苫は、トーナメントDブロックに入った。初戦は旭川大―釧路北陽の勝者と対戦する。
駒大苫は2年生を中心としたチーム構成で、高い得点力のフォワード大山未南斗(2年)や身長205センチを誇るセンター、ティオウネ・ババカル(同)ら多彩なラインアップ。田島範人ヘッドコーチ(HC)は「戦術面以上に個々のスキルが向上した。セットプレーだけでなく、選手個々の判断がプレーの幅を広げている」と分析する。
昨年は道予選で初優勝、ウインターカップ出場を果たした。フォワード平田峻大主将(2年)は「今年は全国で勝ち上がることが目標。道予選は全国につながるような試合をしたい」と語った。
男子の道栄はAブロック1回戦で函大有斗と対戦。勝ち上がると難敵の白樺学園とぶつかる。
白樺学園のスリーポイント攻勢に対して、道栄はマンツーマンディフェンスで対抗する。木村匡宏HCは「1対1でハードに守り、スリーを止めてブレイク(速攻)につなげたい」と話す。
道栄も昨年初めてウインターカップに出場、2年連続出場を狙う。フォワード亀井柊吾副主将(3年)は「高校総体より戦術的にもチームは固まってきている。粘り強いプレーで勝って、今年もウインターに出場したい」と抱負を語った。
女子の道栄はCブロック1回戦で小樽潮陵と対戦。2回戦では今年の高校総体道予選で4強入りした強豪、旭川藤星と激突する。持ち味の守備からの速攻で得点を狙う。ガード大石菜月主将(3年)は「激しい守備から走るバスケをいかに継続できるかが勝負の決め手」と話す。木村HCも「身長が低い分、機動力がある。スリーもドライブ(ゴール下へのドリブル)もあるというのは相手にとって圧力になる」と期待する。
目標は悲願のベスト4。道予選では2019年から2年連続のベスト8に甘んじている。大石主将は「先輩の分もあるし、ベスト4を達成したい」と力を込めた。
大会には男女26チームが出場。男女各4ブロックのトーナメント戦と上位4チームによる決勝リーグが行われる。男女の上位2チームが全国大会に進出する。






















