道は4日の道議会水産林務委員会で、太平洋沿岸で発生した赤潮による根室、釧路、十勝、日高管内の被害額合計は10月29日現在で約80億円に上ると報告した。
内訳はサケが約2万5700尾で約6700万円、ウニは約2700トンで約71億8700万円、その他サクラマスの養殖などが7億4800万円。水産林務部の古村龍次水産局長は「日高管内の漁協からは今後複数年にわたり最大で90億円の被害が見込まれるとの報告を受けており、被害実態の把握と精査をする」と述べた。
道は緊急対策と中・長期的な対策に分け、一刻も早い漁業生産と経営の回復に向けて迅速に対応するとの考えを示した。
緊急対策では▽被害状況の把握と共有▽被害原因の究明とモニタリング調査の充実▽試験研究機関との連携強化―を挙げ、中・長期的には▽生息に適した漁場の造成▽ウニの種苗を安定的に供給する体制の構築▽種苗放流の支援と漁業者支援のための基金創設▽気候変動との関連性の究明―などを行うとした。また、太平洋沿岸の46地点で週1回実施している赤潮プランクトン検査を、日本海、オホーツク海の十数カ所でも行うことを明らかにした。
















