道は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。終了後に記者会見した鈴木直道知事は、感染が再拡大した場合、1日当たりの新規感染者数は最大値で1207人に上ることを明らかにした。道では感染拡大「第6波」に備え、今月中に新たな病床確保計画を策定する。
国は都道府県に、過去の流行期を踏まえた医療提供体制を整備するよう求めている。道では道内計30保健所でそれぞれ過去最大と同規模の感染拡大が発生したと想定し、今後想定する最大値を試算した。
新規感染者数は、これまで最多だった5月21日(727人)の約1・7倍の1207人に想定。療養者数は9685人(これまでの最多は5月28日の8508人)、入院患者数は1568人(同5月31日の1113人)になるとした。
道では現在、東京都、大阪府に次ぐ3番目の規模の最大2000床を確保できる体制を整えている。さらに一般医療との両立を図るため、臨時医療施設に転用可能な宿泊療養施設の設置も進めている。知事は「感染拡大に備えるための具体的な確保病床数などを定めた計画を、今月中に策定したい」と述べた。
道内の感染状況は、5日時点で人口10万人当たりの新規感染者数は1・3人、4日時点の病床使用率は0・8%と今年に入り最低水準で推移している。一方、旭川市では飲食店のクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、増加傾向にある。知事は旭川の集団感染について▽深夜に及ぶ長時間の利用▽マスク着用や換気が不徹底▽対策が不十分な中でのカラオケ▽感染者の多くがワクチン未接種―だったことを明かし、道の保健師や国立感染症研究所の専門家を派遣し、ワクチンの夜間接種会場の開設などに取り組む姿勢を示した。
知事は「これからの時期、窓を閉めることの多い冬を迎え、会食の機会も増えてくる。国の専門家からはリスクの高い状況が重なると集団感染につながる恐れがあるとの指摘がある」と説明。3密の回避やマスクの着用、換気など「改めて感染防止行動の実践を」と道民に呼び掛けた。
















